プログラミングを義務教育に


 正直なところ、プログラミングを義務教育にとり込んだり、力を入れることについて、その必要性がさっぱりわからない。

 ハードのスペックが上がり、AIそのものの解析能力や対応能力も上がってきている昨今、今さらプログラムができる人材を増やしてもこれから先需要は増えないと思う。
 むしろ小難しい専門性を必要とされるプログラムを書く必要性は減っていくのではないかと思う。
 プログラム用の言語はハードのスペックが上がることによってできることが増え、自然言語でもプログラムできるようになると思われる。
 プログラムの形そのものも今のような「人間側がプログラムに必要なルールを覚えてそれに対応した間違いのないテキストを入力することが絶対条件」なんてことも、必要なくなるのではないかと予想する。
 それもそれほど遠くない未来に。これから先10年前後までに実現するんじゃないだろうか。

 これから先必要なのはむしろハード面の設計技術、電気関係の技術だと思う。
 プログラムはハードがなければ意味が無いが、ハードは単純なものであればプログラムは必要ない。少し複雑なことをするならプログラムが必要になってくるけれども、それ以前に必ずハードが必要だ。
 ハードに関する知識なしに、プログラムは書けないと思う。
 「今はこういう新しい製品があるんだよ」ということを知らずに古いハード用にプログラムを書いていては時間も努力も無駄になるばかりではないか?
 と言うよりも、まず第一に「必要なハードを作ろうとする発想やアイデア」があって、その後にそのハードに必要なプログラムが必要になってくるのであって、その逆はあり得ない。

 イマイチまとまりのない、まだまだ説得力の薄い文章にしかなっていないが、基本的に言いたいことは「今からプログラミングを義務教育に組み込む必要性はないと私は思っている。むしろ勉強させるべきは電気電子関係のハードの設計や作製しようとする発想方向・考え方や技術だ」と思っている、ということだ。

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