フィクションのようなキレイな世界などない


肝心な場面ではちゃんと人の話を聞く登場人物たち。
しかし現実では正しいことを言っていても人の話を聞かない人ばかり。

フィクション世界では起承転結があり、主要人物は決して死なないけれど、それ以外のキャラクターは簡単に死んでしまう。
そのフィクションを見ている人達は主要人物に焦点を当てて、自分もその一部となっている。

現実ではどうか。

そう簡単に人が死ぬ場面に出くわすことはないし、自分自身も死んだことはないから生きているわけだが。
意外と簡単に人は死んでしまうものだ。
フィクションのように奇跡的に蘇ったりはしない。
生きているか死んでいるか、ケガをしたかしていないか。
痛い思いをしたかどうか、イヤな思いをしたかどうか。
それしかない。

フィクションのように起承転結のあるスジの通ったきれいな世界は存在していない。
人の話を聞く人達ばかりではない。
こちらが正しいことを言っても、平気でスジの通らない我欲むき出しの言葉を吐き続ける人は多い。
そういう行動をし続ける人達は多い。
フィクションのようなキレイな世界などない。

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