科学技術が進歩すれば


科学技術が進歩すればするほど、人間が「物」にどんどん還元されていく。

人は人自身を地球上に存在するその他の動物や植物や鉱物や根源的な物質など、どれとも違う特別な存在として位置づけ、思い込もうとしてきた。
特に宗教がそれに大きく加担してきた。
しかしながら1つ1つ解明し積み上げられてきた科学的知見によって、人そのものも明らかに物質であるとはっきりと感じ取れるほどに突きつけられるようになってきた。
真摯に正しく解明していくこと、そしてその成果を更に発展させ、そこから更に新しい成果を積み上げ続けていくことが科学なのだから、当然の結果であると言える。

人は「人だけは特別な存在だ」と、どうしても思いたがる。
しかもそれは人類ではなく、自分自身を特別だと思いたがるところから来ている。
人が「人は特別な存在だ」と言う時、それは「私は特別な存在だ」と思っていると言っているのだ。
本音を言えば「他の人はどうでもいい、私だけが特別な存在なのだ」とその人は思いたいのだ。そしてほぼ完全にそう思い込んでいるのだ。