自分独自の感覚
自分独自の感覚がいくつかある。
書き留めておこう。
■お祭りに行くと、すごく気持ち悪いと感じる。
子供の頃に何回か参加してみたが、毎回気持ち悪い。大人になってから久しぶりに行ってみたが、やはり気持ち悪い。胸の奥がキューッと絞られるように気持ち悪い。小学生の頃はその感覚をわざと無視して金魚すくいなどをしてごまかそうとしてみたこともあるけど、結局その感覚は消えなかった。
■万博公園を中心として半径数km以内に近づくと気持ち悪い、怖い、不安な気持ちばかりで満たされてしまう。
かなり幼い頃に両親に連れられて行った時から気持ち悪かった。怖かった。その時に特に何か事件があったわけでもない。ただその場所に近づくだけで気持ち悪い、怖い、そういう気持ちが勝手にわいてくる。なぜかはまったくわからない。大人になって20年ぶりくらいに仕事で何度もその近くへ行かなければならなかったのだが、その時はすっかり忘れていたのだが、その感覚がわいてきて理由がわからなくて、でも昔にもこういう感覚がわいたことがあったということは思い出したのだけど、それが何なのかしばらくわからなくて、なぜかと思っていたら、その原因が場所だったことに気付いた。
でもその場所でだけ、なぜそういう感覚がわいてくるのかはまったくわからない。
■子供の頃、かなり幼い頃、自宅の1階の部屋でも急に強烈に怖いと思うことが何回かあった。特に何も事件らしきことも起こってないし、母親もいたし、怒られたわけでもない。昼間だったのだけど、なぜそうなったのかまったくわからなかったけれど、ただただ怖かった。何が怖いとかではなく、ただ急に強烈に怖いという気持ちだけがわいてきて、しばらくどうしようもなくて、怖くて押し入れの布団が詰め込まれた狭い中に潜り込んで安心を得ようとした。これが何回かあったのを覚えている。
■小学生の頃は自分が布団に入って、眠りに入る途中の過程、夢を見るまでを声に出して解説することができた。じっくりとその過程を観察することができた。
が、今はもうできない。その具体的な内容の記憶も無い。ただそういうことができたのを母親に自慢げに披露したら、しつこく早く寝なさいと言われるばかりだったので、それ以来しなくなった、できなくなった。
■周囲の多くの人から見れば「そうするべきだろう、そっち方向へ更に進むべきだろう」と思われる方向には、私自身は最初から興味が無いことも多い。
「オレが興味があるのはそこじゃない」というのがわかってもらえないことが多い。
「オレが重要視するのはそこじゃない」というのがわかってもらえないことが多い。
皆が一応に求めるのは「最先端や流行に沿った皆が進む同じ方向へ更に前進すること」だ。
が、私はそんなことに興味は無い。
そういう方向性の「そういうのは他のやりたい人がやればいい」と毎回思う。
私はただ自分で実際にやってみて知りたいだけなのであって、1番になりたいとか最先端を走りたいとかそういう思いは全くない。
有名になることも、お金が稼げるということも、重要事項ではない。
■他にもあったと思うのだけれど、また思い出したら追記する。
昨晩Google Mapsでストリートビューを見ていて思い出した。
正確には思い出したのは今朝になってからというか、たった今なのだが。
昨晩ワン○ー○apan編集部さんがハ○ヤホテルの写真をツイートされたので興味を持ち、どこにあるのかとGoogle Mapsで場所を確認していた。
「ここらは温泉街なのかなあ、すごくいっぱいホテルや旅館があるんだなあ」
と人工衛星から撮られたGoogle Mapsの写真を見ていた。
その後、その周辺をストリートビューで散策していた。
その時、突然自分の身に起こった。
「すごく気持ち悪い」
ストリートビューそのものは昼間の写真であり、見た目はごく普通。
そこは特別な場所でもなんでもない。
ただの田舎の山間の町はずれといった感じの場所だった。
今までも、何度もストリートビューで様々な場所を見て回っているので、酔ったりして目が回ったわけではないと思う。
まだこの場所のストリートビューを見始めてから5分も経っていない。
もっとしつこく見てた頃などは2時間以上もグルグルストリートビューを見ていたことが何度もあるので、たった5分で目が回るということはまずない。
とにかくその場所が気持ち悪かった。
見た目は普通なのに、その場所を見ていることがとても気持ち悪かった。
すぐにそのページを閉じたが、その後も5分くらいは気持ち悪さが消えなかった。
昨晩はなぜその場所がそんなにも気持ち悪いのかわからなかった。
思い出すとこの文章を書いている今も少し気持ち悪い。
なぜだろうと今朝起きてからもずっと気になっていた。
そして今になってやっとこの感覚がある場所と似ていることに気が付いた。
「お祭り」だ。
私はお祭りが嫌いだ。
なぜかわからないが気持ち悪いから。
そのお祭りの気持ち悪さと同じだということに気付いた。
お祭りの気持ち悪さよりもっとキツかったが。
でもそっくりだった。
そして気付いた。
私は「温泉街も嫌いだった」と。
行く機会も、温泉街に行くというイメージすらすることも全くなくなってしまっていたので完全に忘れていたが、私は温泉街も嫌いだった。
それは「お祭り」と同じ理由でだ。
「温泉街」と「お祭り」は似ている。
違うのはお祭りは一晩か二晩くらいで終わることだが、温泉街は基本的にほぼ年中無休だ。ずっとお祭りのような雰囲気が年中続いている。
だから私はダメだ。嫌いだったんだ。
なぜ嫌いなのかは根本的な原因や理由はわからない。
けれど、温泉街も嫌いだった。
それを完全に忘れていた。
一晩二晩で終わるお祭りが気持ち悪くて嫌いなのだから、ずっとお祭りが続いている温泉街はもっと気持ち悪くても不思議はない。
そう気付いた。
でも、なぜそう感じるのか、なぜ気持ち悪いのか、その理由や原因はさっぱりわからない。