その人の心はその人が管理している


現代社会では、
「その人の心はその人が管理している」
「その人の行動や発言はすべてその人が管理して行っている」
と固く信じられている。

しかし私はそうは思っていない。
周囲に居る人やその波長やその場所やタイミングなど多くの要素によって、その人が「発する物」は変わると思っている。

「発する物」とは、発言、行動、表情、雰囲気、そういった物を言っている。
それらすべてが影響されて、時には大きく違うだろう。

人は、ひとりで完全に独立して考えたり行動しているわけではなく、自分が今居る周囲の状況や場所、そしてそれまで、特に幼少期から青年期において育ってきた環境に強い影響を受け、更に今居る場所の状況にも強い影響を受け続けて、物事を考え発言し行動しているはずだ。
それらの状況において本当に自分自身が自分自身をパーフェクトに管理しているか、と質問された時、本当にそうだろうか。

自分を必要としてくれる人が多く居る環境の中では、自分に自信が持てるだろう。
しかし必要とされていなければ同じ自分で居られるだろうか。
そんな環境で何年も過ごしていたら、同じまま変わらない自分を保ち続けていられるだろうか。

人が、完全に、自分自身で自分を管理できているとは思わない。

自分が必要とされる場所を見つけることだ。
自分を必要とされる何かを見つけることだ。
あるいは身に付ける努力も必要だろう。
それは何らかの技術かもしれない。
あるいはもっと抽象的な何かかもしれない。
努力して身に付けることだけだとは限らないのだ。

どちらにせよ、人は自分を必要してくれる場所を見つけた方が、幸せを感じられるのだと思う。