最近、「妖怪」やそういった類のものについてふと考えている瞬間がある。
今の日本の一般常識的な目線から見ると「奇怪」だとか「異常」と思われるような情報にも耳を傾け、目を向けるタイプの人間なのだが。
以前から奇怪・異常グロ系の写真などにも目を通していた。
それまでは単に「こういうのもあるのだな」というレベルでしか見ていなかった。
もちろん創作された情報や映像が含まれているのも承知の上だ。
今日、TOCANAというサイト内の記事をいくつも見ていて思った。
「生物として、人間として生まれてくるはずだったけれども、生物として人間になり切れずに、異常な細胞として途中で成長できなくなってしまった存在」
逆に「人間として生まれることはできたけれども、その後の細胞や免疫の異常あるいは事故や事件などによって、見た目も大きく変わり、人として生きることさえできなくなり、その上家族や周囲の人間からも忌み嫌われて見捨てられ、肉体の苦しみだけでなく、精神の苦しみまでも背負い続けて死んでしまった存在」
「人間になれなかったもの」、「人間にはなれたが、肉体的にも精神的にも人間扱いされなくなって苦しみ抜いて死んでしまったもの」、そういった存在があったこと、今も生まれ続けていること。
その届かなかった、「普通に人間として生きたい」、という強く悲しい思いが人間への憎しみに変わっても何らおかしくはないのだろうな、ということ。
それなら動物たちにもそういった思いはあるだろうなと。
特に人間に興味本位でいたぶられて半殺しにされたり。
そういうことをする人間は少なからず居る。